ヤング・プログラム委員

ヤング・プログラム委員制度

若い研究者にとって,プログラム委員としての経験を積むことは,自身の研究・論文執筆活動にとっても非常に有益です.xSIG では,学生を含む若手研究者に,ヤング・プログラム委員として体験的に プログラム委員会 に参加する機会を設けます.

ヤング・プログラム委員の資格は,査読付き論文の投稿の経験があることとします.

1件の投稿論文には,通常のプログラム委員に加えて,最大 1名のヤング・プログラム委員が割り当てられます.ヤング・プログラム委員は,割り当てられた論文の査読を行うとともに,採択決定会議での議論にも加わります.ただし,採否の最終決定は,論文に割り当てられた通常のプログラム委員とプログラム委員会によって行います.

ヤング・プログラム委員

小川 愛理 IBM
遠藤  亘 東京大学,D1)
塩井 隆円 東京工業大学,D2)

ヤング・プログラム委員の「声」

査読~採択決定会議までを終え,ヤング・プログラム委員を務められた若いみなさまの「声」を紹介します.

貴重な機会と知見

塩井隆円さん(東京工業大学,D2)

お世話になった知り合いの先生の助けになりたいと想い,携わらせていただきました.しかし,まだ未熟者の学生であるために貢献できたというよりご迷惑をお掛けした思います.

私のような者でも,査読という貴重な経験ができるのが、このヤングプログラム委員の制度だと思います.レベルの高い論文が多く,面白い知見がたくさん得られる良い会議だと思うので,関わって損は無いです.迷った時は是非経験してみてほしいと思います.

この度はありがとうございました.

論文採択プロセスを経験して

小川愛理さん(IBM

今回ヤング・プログラム委員として査読と採択決定会議を経験してみて,採択のプロセスをしるだけでなく,論文を執筆する際に意識すべきことを学ぶ良い機会になりました.論文を査読することで,査読者に論文の内容を理解してもらうためにはどのように書くべきなのかを査読者の目線に立って考えることができるようになりましたし,また採択会議での議論を聞くことで,どのように採択が決定されるのかや論文のどういう点が評価されるのかを知ることができました.これから研究を続けていく上でとても貴重な経験になったと感じております.

今後もこの制度を続けて欲しいと思います.

PC会議の参加経験を通して

遠藤亘さん(東京大学,D1)

この度は二度目のxSIGヤング・プログラム委員として参加させて頂き,誠に有難うございました.

前回は査読のみだったため,PC会議の方は今回初めて参加させて頂きました.PC会議では私もチェアーの方から発言の機会を何度か頂くことができ,的確にお答えできたかは自信がないのですが,大変良い経験になったと思います.

PC会議中には論文の評価について意見が相違し,その後全体の合意形成が行われていく場面にも遭遇しました.そうした状況であっても,皆さんお互いの意見を汲み取りながら慎重に発言されていたのが印象的でした.

若い学生や研究者の方にとっては,査読経験から自分が投稿する際の参考になりますし,学術会議の別の側面を垣間見ることで視野が広がるという点でも意義深いと思います.今後もこうした制度を是非続けて頂ければと思います.

xSIG 2017のヤング・プログラム委員の「声」 はこちらです.